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リン酸三カルシウムの商品概要
別名：第三リン酸カルシウム
CAS番号：1306-06-05
分子式：ほぼ10CaO･3P2O5･H2Oの組織を持つ
分子量：―
【概 要】
本品はリン酸と石灰から生産されるカルシウム塩で、約40％のカルシウムを含みます。
水、エタノールにほとんど溶けず、硝酸、塩酸に可溶で、熱に安定な物質です。
食品分野においてカルシウム補給剤の他に、流動性向上の目的にて使用されています。
【用途】
食品類の固結防止剤、リン及びカルシウム補給剤
【特 徴】
他のカルシウム塩に比較して、風味への影響が少なく、広範囲の食品に適用できます。弱酸性域での発泡がなく、乳飲料への使用が可能です。吸湿性の高い粉体の表面を改質することで、流動性を向上させることが可能です。ヒト、または動物由来、遺伝子組み換え体の原料は使用しておりません。対象アレルギー物質28品目に該当する原料は使用しておりません。
◆使用基準
リン酸三カルシウムの使用量は、カルシウムとして食品の1.0％（リン酸三カルシウムとして約2.5％）以下でなければならない。ただし、特別用途表示の許可又は承認を受けた場合は、この限りでない。
◆カルシウムについて
近年、老齢人口の増加に伴い老人の骨折（骨粗鬆症）の多発が社会問題としてクローズアップされています。
「日本人の食事摂取基準[2020 年版]」(厚生労働省策定)では、カルシウムの推奨量が成人男性で700～800mg/日、成人女性で600～650mg/日と設定されています。
「食品表示法に基づく栄養成分表示のためのガイドライン[第3版]」（消費者庁）では、栄養機能食品におけるカルシウムの一日当たりの上・下限値の範囲は600～204mgであり、栄養表示基準における強調表示の基準値（下限値）は以下のとおりです。
高い旨の表示の基準値：カルシウム 204mg/100g（102mg/100ml）含む旨の表示基準値：カルシウム 102mg/100g（51mg/100ml）強化された旨の表示の基準値：カルシウム 68mg/100g（68mg/10ml）
資料ダウンロードボタンよりリン酸三カルシウムのパンフレット、規格書、SDSを入手できます。
リン酸三カルシウムの基本情報
名称と規格区分
-
| 一般名 |
第三リン酸カルシウム |
| 英語名 |
Tricalcium Phosphate |
| 原材料表示例 |
リン酸カルシウム、リン酸Ca |
-
| 区分 |
食品添加物 |
| 添加物使用基準 |
使用基準リスト |
| 規格成分および含有量 |
リン酸三カルシウム 98.0～103.0％ |
性状と特性
-
| 性状 |
粉末 |
| 水への溶解性 |
不溶 |
| 油への溶解性 |
未確認 |
| 賞味期限 |
製造後1年（未開封） |
| GMO情報 |
対象外 |
-
| おすすめ剤型 |
錠剤、顆粒 |
| 訴求部位 |
骨 |
| アレルギー物質 |
対象外 |
由来とデータ
-
| 由来 |
リン酸、石灰 |
| 原産国（主成分） |
日本 |
| 最終加工国（県） |
奈良県 |
-
供給と知的財産
-
| 製造メーカー |
太平化学産業株式会社 奈良工場 |
| 内容量 |
10kg |
| 供給体制 |
国内在庫有り |
-
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